初心者から正しい方向へぐんぐん上達するサッカーの学び方
初めてサッカーに興味を持ってボールを蹴り出してからしばらくは、ただボールを蹴っているだけでも順調に上達することは間違いありません。元々が何もない空っぽの状態であればその中に入っていく情報は何の邪魔もなくスイスイと入り込んでいくからです。しかし、そのまま独学で学んで行っていてはいずれ限界も来ます。最初に学んだ情報が間違っていれば間違ったあらぬ方向に進み、結果としてサッカーという競技そのものを途中で投げ出すことにもなるでしょう。最初のうちから正しい方向へ上達していくためには、正しい知識、正しい情報を持った「正しい」指導者のもとで練習を始める必要があるのです。
では、正しい指導者とはどのような指導者なのでしょうか。実際にサッカーを教えていてもその指導者が正しいとは限りませんし、正しいと見える指導者が実は正しくない指導を行なっていたというのも日常的です。しかし、今回説明している「指導者」は「専門的な知識がある指導者」ということではなく「正しい方向に進めることができる指導者」ですので特に専門的な知識や技術がなくとも誰でもなることができます。指し示す方法や方向性さえ間違わなければお父さん、お母さんなどの家族でも、あなたでも、誰でもなることができるのです。
ではここで正しい指導者の数ある鉄則のうちの一つについてお話ししましょう。
どのような選手も初心者のうちは様々な疑問にぶつかります。そのぶつかった疑問をスッキリと解消していくのも正しい指導者の役目の一つです。疑問を持った初心者が疑問をぶつける先は周囲の初心者です。初心者が初心者に質問して、正しい答えにたどり着いていれば全く問題はありません。この場合一番問題があるのは、周囲に聞いた結果間違った答えにたどり着いてしまった時です。人はどのような人であれ多くの場合、疑問に対して一番最初に見つかった答えは記憶に強く残ります。すぐに訂正されれば問題ないのでしょうが、すぐに訂正されずに間違った答えを記憶してしまった場合、後々正しいことを学んだとしても最初の記憶がなかなか離れないのです。記憶だけならまだしもサッカーであれば身体が覚えてしまう場合もあります。この良くない癖が身につくのを避けるために、早い段階で正しい情報を与え正しい方向へと導いていくのが正しい指導者の鉄則の一つなのです。
しかし、この鉄則を貫いて行き過ぎると初心者選手同士のコミュニケーションが欠けることになる危険があります。その危険を回避するためにも更なる指導者の鉄則を学んでいく必要があるのです。